空き家買取のメリットは?注意点も併せて解説!
相続などで空き家の所有者になったものの、手に負えず引取先を探している人もいるでしょう。この記事では、空き家買取サービスを利用するメリット・デメリットや、業者の選び方について解説します。
その他にも放置する弊害なども紹介するので、安心してスピーディーに手放したい場合は、ぜひチェックしてください。
空き家買取とは
空き家買取とは、使っていない建物と敷地を不動産会社が直接買い取ることです。企業は買い取ったあとの不動産の再生を目的としているケースもありますが、状態によってはリフォームなしで売却できる可能性もあります。
空き家を放置する弊害
「売却手続きが大変そうだから」と放置していると、以下のような弊害に繋がりかねません。
- 損害賠償請求の可能性がある
- 固定資産税が高くなる
- 意志と関係なく解体される可能性がある
古くなった建物や敷地を放置していると、あらゆる事故や事件の原因にもなりかねません。たとえば建物が壊れて通行人に怪我をさせたり、放火などの対象になったりするリスクなどが考えられます。他者への迷惑に繋がると、損害賠償請求をされるかもしれません。
また、人が住んでいたり定期的に使用したりしている建物や敷地は、土地の固定資産税が最大で6分の1に軽減されるというメリットがありますが、放置されている建物は「特定空家等」に指定され、軽減対象から外れてしまいます。固定資産税を抑えるためにも放置しないようにしてください。
特定空家等に指定されると、所有者が適切な措置をしない場合は、市区町村が代わりに解体する可能性もあります。このような行政代執行の場合、解体費用は後ほど所有者に請求されるため、金銭的な負担にもなります。
買取サービスを利用するメリット・デメリット
労力や時間をかけずに手続きできる点は、買取業者の大きなメリットです。
自分で買い手を見つけるのは、労力がかかるうえにいつ手続きが終わるかもわかりません。業者を利用すれば、すぐに資金化できるので、資金計画も立てやすいでしょう。
また、コスト面でも売却活動費や仲介手数料の節約などのメリットもあります。
しかし、所有している不動産を買い取ってくれる業者が必ずしも見つかるとは限りません。物件の状態によっては買い手が見つからない可能性もあるため、条件を満たす業者を探す手間はデメリットとなるでしょう。
そして、買取業者は購入した不動産を再販するため、仲介と比べて安い金額でしか売れない可能性もある点には注意してください。
買取の業者を選ぶ際のポイント
最後に、業者を選ぶ際のポイントについて解説します。
- 実績が豊富か
- 特定のエリアに強いか
- スタッフの対応が丁寧か
過去の買取実績が豊富な業者は、買取金額だけでなく、条件や対応にも満足できるはずです。空き家に対する知識やノウハウが豊富な可能性が高いので、安心して手続きを進められるでしょう。
また、自分の住んでいるエリアに特化した業者は、家の価値を適切に判断してくれる可能性が高いです。不動産業者同士のネットワークも広いため、迅速な再販も期待できます。たとえば、「空き家パス」は東京や埼玉などのエリアに対応しており、地域性を活かした買取を期待できるでしょう。
さらに、土地や建物の売却はあまりなじみがなく、疑問や不安を感じるという人もいるでしょう。気軽に相談できるように、スタッフの対応が丁寧かどうかは大切なポイントです。また、聞いたことに対して的確に答えてくれるかもチェックしておくと安心です。
まとめ
この記事では、空き家買取サービスを利用するメリット・デメリットや、業者の選び方について解説しました。他人への迷惑や固定資産税の増加に繋がる前に、不要な不動産は手放すことが大切です。ニーズに合った業者に相談しましょう。